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| 写真: 坂本真典 (写真家) |
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小説: 玄侑宗久 |
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| およそ1万7千枚の蓮の写真から選び抜かれたエッセンスと、そこから紡ぎだされた小説による一冊です。どうか手にとって、この奇蹟を見届けてください。 |
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定価 1,680円(本体価格 1,600円)
(四六判)128ページ
ISBN4-80390-4
9月9日
筑摩書房 |
| 【私からもひとこと】 |
ある日、写真家の坂本真典さんが社にやってきて、膨大な量の写真を、照れながら見せてくれた。それは、彼が数年にわたって上野不忍池に通い、春夏秋冬の蓮の姿を撮り続けてきたものだった。ぼくは、あまりの美しさに息を飲んだ。
その時、それらの写真を作家の玄侑宗久さんに見てらおうと思い立った。写真から立ち上がってくるものを、さらに大きなものにしてみたいと感じたからだ。玄侑さんが、見て感じたことを文章にしてもらえばとの淡い期待を抱きつつ、福島県の福聚寺を訪ねた。
可憐な蕾、妖艶な花びら、そして気高い滅びの姿。一万七千枚から精選された蓮の写真を次々と食い入るように見つめていた玄侑さんは「これは素晴らしい」と唸った。その時、作家の頭の中に、激しくも哀しい奇蹟の恋の物語が生まれようとしていたのだった。
それから一年、多くの人々に祝福されながら、一冊の本が誕生することになった。(松田) |
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