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水の舳先

供養とは記憶を物語から解放することなのか。


この世を生きぬくために、人は記憶を変容させ、物語を紡ぐ。
芥川賞作家が挑む「心」というミステリー。
人工透析を続ける妻の孤独、夫婦の愛を問う「ピュア・スキャット」併録。

SBN:4163213902
189ページ 19cm[B6判]
2002年11月10日
文藝春秋


二十一年ぶりにご開帳されるお薬師さまは偽物ではないか?ある日、寺を訪れた男の言葉にとまどう僧侶・無状。供養とは、記憶を物語から解放することなのか……。『中陰の花』で芥川賞を受賞した著者は、臨済宗の僧侶です。そのためか、本書に収録された二作──ミステリアスな表題作と、人工透析の苦痛に耐え、病と共に生きる女性の孤独、夫婦の愛を描く「ピュア・スキャット」も、人の悩み、苦しみをあたたかく抱きとめる物語になりました。(TM)


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