―初めての講演録
―
なぜ、世界が「ユナイト」する方向にすすんでいくのか。
日本という国に古来からある「やおよろず」という考え方の対極に、世の中の趨勢はすすんでいるわけです。
「やおよろず」というのは、均一化も、唯一化も目指すものではないのです。
並列する価値観を対等に認めるという立場です。
(本文より)
定価1,449円(本体価格1,380円)
ISBN4-88405-330-3 四六判 200ページ
9月1日(木)刊行
四季社
【目次】
プロローグ
「やおよろず」への道
福聚寺を訪ねる
坐禅のスタイル
禅修行の日々
「やおよろず」ということ
第一章
「やおよろず」的人生のススメ
「八百万」という数字
中央集権化しない価値観
「やおよろず」から「ユナイト」へ
なぜ世界は「ユナイト」へ進むのか
人間をわかりたい
日本人の「やおよろず」性
昏睡状態の意識
ご縁にまかせては
偶然を楽しむ
一貫性を求めてしまう本能
「やおよろず」の基本精神
第二章
表現によって生まれる「時間と自己」
時間は流れていくか
自分という時間と自己
犬は時間を捏造しない
日日是好日
言葉による表現はすべてフィクション
因果に落ちてはいけない
因果をくらまさない
坐禅とは何か
揺らぎを「風流」と言う
日本の宗教はレリジョンではない
第三章
「やおよろず」から見た禅
日本人の寛容の精神
須佐之男命への処し方
日本仏教のやおよろず性
混淆しながら変化する宗教の生活力
月という非合理の世界
民族の集合的無意識
合理だけではない仏教の健康観
本当は怖い唯一絶対の価値観
すべてを受け容れる阿弥陀如来
禅はへそ曲がり
白隠さんの魔境
「やおよろず」の時代が到来
補章
七福神のデビュー
七福神は「やおよろず」を表わしているか
不揃いな神々
七難隠れる七福
あとがき
「やおよろず教」のすすめ