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『生き方・地域の縁を語る』 墓標として木を植え、花が咲き、
やがては林となって土に還る・・・・・・。
自然回帰の「樹木葬(じゅもくそう)」を、
全国に先駆けて提唱した編著者が、
東北の自然と歴史の根ざした生き方、
地域の縁について語り合った貴重な対談集




◆目次◆
 まえがき  玄侑宗久
 玄侑宗久 (芥川賞作家/臨済宗妙心寺派福聚寺副住職)
「東北」というのを普通名詞として使おうとしているんですね。どこにでも「東北」はあると。例えばそれは「開発途上」というふうに言うことも可能なわけです。・・・都市から見れば未熟と見えるわけですね。でも、そこでやっぱり立ち止って、もしかするとここがベストじゃないかという視線が必要だと思うんですよ。
<サブタイトル>
愛姫の縁/科学と物語/植物の名称と人間の関わり/多元性、多様性こそ尊重すべき/疑うことの重要さ/中国思想の二面性/都市と森林/迷信、俗信と暦法/分からないもの/合理、非合理のバランス/意思的存在とは/老荘思想と宇宙論/生命体の不思議/システム、複雑系の重視/愛情があればこそ許されるのか?/真の布施行とは/散骨と樹木葬−共同体へのまなざしの違い-/霊的存在への対応/本当の利は?/囃し方/都会的なセンスと東北/分からなさ、胡散臭さ/病僧が樹木葬の原点/都市の発想/匂いと音の世界/将校の宗久、軍曹のげんぽうか/檀家との関係/縁り所としての地方/火の玉は物理現象か幻覚か?/儒教の形式主義/韓国の宗教事情/葬式仏教も頑張っている/縁を大事にする/臨済宗はおおらか/注釈
 赤坂憲雄 (民俗学/東北芸術工科大学教授)
これから間違いなく地域の時代が僕は始まると思っています。地域の時代って、それぞれの土地に暮らす人たちがそれぞれの土地の文化や歴史や自然やそういうものを自分の言葉で語ることができるかどうかで豊かになったり貧しくなったりするんじゃないかというふうに感じています。
<サブタイトル>
「閉鎖的」な東北/身辺にいる死者たち/ルネサンスとロマンの狭間で/食べ物で見る文化の異層/多様性生かした地域づくりを/
 斉藤利男 (日本中世史/弘前大学教育学部教授)
「三内丸山遺跡は、日本の中央は京都だけではなく、青森ももう一つの中心だったということを証明するものだ」というような言い方をされるとちょっと待てよ、と思ってしまう。・・・だからこの発想というのは、「この地方には中央とは違う別の素晴らしさがあるんだ」という言い方にならなければいけない。
<サブタイトル>
安倍・安東(安東)ブームの背景/ねぶた大賞「坂上田村麻呂賞」廃止と田村麻呂伝説/義経北行伝説/藤原秀衡の家臣「照井太郎」伝説/伝説と歴史の谷間/歴史愛好家は学者から何を学ぶべきか/三内丸山遺跡とアンチ中央意識/地方史研究と学者の役割/地方史をこえる津軽の歴史/偽書にだまされない風土をめざして
 あとがき  千坂げんぽう

千坂げんぽう 編著
324ページ 四六判 並製
ISBN978-4-938965-1
定価1,680円(本体価格1,600円)
本の森
2007年3月31日


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