梗概

応援メッセージ 三村純也さんへ



出演:玄侑宗久(僧侶・作家)

にんまりと笑った蛙が一匹。横には「坐禅して人が仏になるならば」との言葉が…。坐禅するだけで仏になれるのなら蛙はとっくになっているという意味である。分りやすい言葉とユーモアに満ちた絵、そしてそこに込められた深い意味。江戸後期の禅僧・は自由奔放な表現を通じて禅を庶民に伝えようとした。中には○と△と□だけの絵も。そこには一体どんな意味が? の実像を辿りながら思わず笑いたくなる絵の謎解きを楽しむ。

 「霊山ノ拈華、一場敗闕」(りょうぜんのねんげ、いちじょうはいけつ) 「多子ノ分座、満面慚紅」(たしのぶんざ、まんめんざんこう)の聯。意訳すると、霊鷲山で仏陀が花を示し跡継ぎを決めたが大失敗である。そのうえ袈裟で隠してこそこそと法を伝えたというが、芝居じみていて恥ずかしさで仏陀自身も真っ赤になったことだろう。これは仏陀が花を示し、一人その意味を理解した摩訶迦葉に跡継ぎに決めた説話が基になっている。
 この時仏陀は摩訶迦葉を横に坐らせこっそり法を伝えたというが
はこのことに批判的である。法とは秘密めいたり芝居がかって伝えるものではない。真っ当に修行すれば必ず掴める。そのためにに修行に励もう、という後輩の僧への激励文でなのである。


※聯とは漢文を彫刻した柱飾り


JAPAN FM NETWORK
RADIO JAPAN SUNDAY
SUPER JOINT RADIO
 
玄侑宗久「さすらいの佛教語」

番組内容 日本語と言葉にこだわる「SUPER JOINT RADIO」。毎回、文化、芸能、経済、政治の分野で活躍されている方たちをお招きして、様々な才能とラジオとのコラボレーションを試みます。一人語り、朗読、独り芝居、ラジオ・ドラマ、講演などなど、多彩な才能が織りなす「言葉」の魅力をお楽しみいただきます。
7月放送内容 僧侶として、そして作家の立場から、連載中の「さすらいの佛教語」より選りすぐった「言葉」の数々を紹介。
放送予定日 毎週日曜日: @ 7月2日 A7月9日 B7月16日 C7月23日 D7月30日 
放送時間 午前6時45分〜午前6時55分 (局により変更あり)


【JFN38局】
・FM北海道 FM青森 ・FM岩手 FM秋田 ・FM仙台 FM山形 FMふくしま ・TOKYO FM
FM栃木 FM群馬 FM新潟 FM石川 FM長野 ・FM福井 FMとやま K-MIX
・FM AICHI 岐阜FM FM三重 FM滋賀 ・fm osaka Kiss-FM KOBE FM岡山 FM徳島
FM山陰 ・FM愛媛 ・広島FM放送 FM高知 FM山口 FM香川 FM大分 ・FM熊本
・FM福岡 FM鹿児島 FM佐賀 FM宮崎 ・FM長崎 FM沖縄 ・FM中九州

※JFN系27局ネットにて放送予定(太字)


ラジオ第1

なっトク! 古今東北「泣いて笑って“東北弁”」 

番組内容
東北の自然、社会、歴史、文化にまつわる誰もが気になるテーマに徹底的に迫り,東北の魅力や可能性を再発見する。今回のテーマは「東北のお国言葉」。
詳細
今,若者の間でブームになっているのが、全国各地のお国言葉。「めんこいねー」など東北弁も会話やメールに好んで使われている。一方で、地元では昔ながらの方言の哀退がいわれている。最新の研究も交え、東北弁の過去、現在、未来をたどる。
出演者ほか
【出演】玄侑宗久(作家), 畠山さゆり( IT企業社長),  伊藤秀志(歌手),  井上史雄(明海大学教授),  伊奈かっぺい(タレント)
【司会】さとう宗幸,  一柳亜矢子

番組ホームページ

ラジオ第1

ラジオほっとタイム

いきいきホットライン  癒しの時間、作ってますか。


テーマは「理想の癒しは何ですか」

聞き手:野口博康アナウンサー・有江活子アナウンサー

シリーズ4回の最終回に出演。番組に寄せられたメッセージに対してコメントをしました。

福島中央テレビ
【第20話】 ■玄侑さんの心に残るお話■
狐田の伝説

一面雪に覆われてしまった江戸時代の三春町の中郷。ある日の夕暮れ時、一人のかわいい女の子の巡礼が一軒の農家の戸を叩いた。戸を開いたお春に一晩泊めて欲しいと懇願し、余りの可愛らしさにその家に住む家族全員は暖かく迎え入れてやった。お栄というこの女の子は、行方の分からぬ母親を探しているのだと告白。翌朝発とうとしたお栄を「この雪の中の当ての無い旅は大変だ」と引き止め、しばらくの間お栄はこの家においてもらう事になる。その後、家の手伝いをしながら冬が過ぎても出て行くことのなかったお栄。数年後、この家の息子の秋三と結ばれたが・・・。

 福島県とのかかわり、思い出などを話しました。〜人の心の深淵までも見通してしまうような感性は、仏教修行の賜物なのだろうか〜




FTV 年末豪華版!

今年の年末スペシャルは「Lばん」、「サタふく」、そして「カラオケグランプリ」などFTVが制作する番組をひとくくりにした3時間のビックプロジェクト! ニュースコーナーでは2005年の県内のニュースを振り返り、”その後”を鋭く探る。

さまざまな出来事があった2005年を総まとめ!
福島テレビが総力をあげてお送りする今年の「年末スペシャル」は、Lばん、サタふく、そしてカラオケ等々、福島テレビが制作する番組のすべてを一くくり、3時間のビッグで超ワイドなプロジェクトをご用意しました。
バラエティーコーナーでは、県内出身のスポーツ選手を招いての「FTV版ジャンクスポーツ」や、「カラオケグランプリ秘蔵NG集」、サタふくの人気コーナー「自転車でGO!大蔵出し!」も特集で登場。
中継【1】、須賀川市のショッピングセンターから「年末の表情」を生中継。オープンしたての「ロックタウン須賀川」からプレゼントや年末のお徳情報もお伝えします。
中継【2】は天栄村の集会所から「地域のつながり」を生中継。天栄村湯本地区で地域住民の写真を撮り続ける埼玉県のカメラマンと住民の交流を通じて地域の人々のつながりをご紹介。
第1スタジオでは生放送中に世界のおせち料理を紹介。(韓国・ハワイ・ブラジル)
今年の県内を振り返るニュースコーナーでは、Lばんスーパーニュースが、今年一年お伝えしてきたニュースのその後を「ニュースの第二幕スペシャル」として鋭く探り、大胆に検証、そして来年の展望。キーワードは「絆」。地域の絆、家族の絆を中継も交えてお伝えしました。
また「もったいない」というコーナーでは、おじいちゃん、おばあちゃんによく言われた“ご飯つぶを残すと・・・” 、“お歳暮の包み紙を捨てると・・・”いつしか言われなくなった事。豊かになったからか?消費社会がそう仕向けたのか?という疑問に答え、学校やグループの取り組みをご紹介。

ゲストコメンテーターとして参加いたしました。



「お母さん教室」
放送時間:午前9時40分〜9時55分まで
テーマは「禅と脳」


その【1】 『脳と魂』の養老先生とは共時性をもった対談であったのに対し、『禅と脳』での有田先生との対談は生理学の分野から学問的に説明はなされていると思う。神秘的なのもである坐禅に、脳のセロトニン神経による分析を試みている。「うつ」についてのお話はお薦めである。
その【2】 科学で分析を試みてもなお分からないものは分からないという認識を再確認されるのではないかと思う。禅においては実感を重視しているから、科学的な説明が及ばないところもある。不思議は不思議なままでいいのかもしれない。

 

恒例の「お母さん教室」に出演。
放送時間:午前9時40分〜9時55分まで


第一回   1月20日(木)   放送のテーマは「脳と魂」



養老先生とはコミュニケーションが信じられないくらいうまくとれ、話が弾み楽しく対談できたこと。科学を研究しつつ仏教的になった学者と禅僧で科学的な視点をもつ二人は導入は全く別であったがどこか類似性がある。その会話の楽しさを『脳と魂』でお読みいただいて感じていただけたら有りがたい、という内容でした。
          


第二回   1月27日(木)   放送のテ−マは「死んだらどうなるの?」


小説の『中陰の花』、『アミターバ』でも死後の世界にふれてはいるが、『死んだらどうなるの?』は死へのアプローチを一応ロジカルに、高校生以上を対象に分かり易く書いている。お釈迦さまは十難無記として死後のことはお答えにならなかったが、「死」をどのように考えたらいいかがこの本のテーマ。『アミターバ』は意識の変成を書いているが、『死んだらどうなるの?』は明晰な今の意識で捉えられる限りを書いている。科学はだれにでも起こることを扱うが、記憶や意識は個人の蓄積された経験によって違ってくる可能性があること認識して欲しい。これまで様々な作品を通して「死」について書いてきたが、一応の集大成と云えるかもしれない。
最後に 何が作品を書かせるのか? という質問にお答えしました。
   

NHKラジオ深夜便

特集:80時間ラジソン〜ラジオの現在・過去・未来
◇五木寛之のリレー対談(2)◇
タイトル「戦後の日本人”心”の変遷」

※第一回は桐野夏生さん 

朝日新聞 4月14日号朝刊 ◇文化面◇
【解説】
今年度のアカエミー賞外国語映画賞ほか各映画祭で賞を獲得した作品。生の自由を求めて闘った四肢麻痺の男性の手記を「アザース」のアレハンドロ・アメナール監督が映画化。「夜になるまえに」のハヴイエル・バルデム、ベレン・ルエダ、ロラ・ドゥエニャス、マベル・リヴェラらが出演。

【ストーリー】
ラモン(バルデム)は25歳の時に海で事故に遭い、首から下が不随の身になった。それから26年間、彼は兄のホセとマヌエラ(マベル)夫婦、父ホアキン、甥のハビの献身的な支えを受け、ベットの上で穏やかに暮らしている。
 自分の選択で人生に終止符を打つこと、それが彼の望む道だった。ラモンの死を合法にするため、弁護士フリア(ベレン)が訪れる。不治の病を抱える彼女は、生死を真正面から見つめる彼に心を動かされる。二児の母親ロサ(ロラ)もまた、率直な彼にひかれていた。

 そんなある日、発作で倒れたフリアが入院。彼女に希望を与えたのは、ラモンからの愛の告白が綴られた手紙だった。退院した彼女は、ラモンの詩集の発売日に、彼の死に手を貸すことを約束する。一方、法廷では、人の死を手伝うことは罪だという裁定が下っていた。
 夫の説得を受けたフリアが決意を翻し、失望感に打ちのめされるラモン。ロサは彼の死の一役を担うことで、自身の愛を全うする道を選ぶ。そしてボイロの海が見える部屋で、ラモンは旅立ちの日を迎えた……。


スペイン映画「海を飛ぶ夢」の映画評 が掲載されます。

タイトル「尊厳を支える、愛の物語」(3.3枚)





海を飛ぶ夢 THE SEA INSIDE

約束しよう。
自由になった魂で、
きっとあなたを抱きしめる。


◆スペイン映画「海を飛ぶ夢」は4月16日(土)より、全国公開
アレハンドロ・アメナール監督作品
今年度の日本アカデミー賞、外国語部門賞を受賞

ゴールデン・グローブ賞、最優秀外国語映画賞受賞
ベネチア映画祭主演男優賞受賞、(ハビエル・バルテム)

配給:東宝東和