(敬称略)
東京新聞夕刊 2007年2月6日  本 


 仏教が現代社会とどのようにかかわるかを問う「社会参加仏教」という視点から上田紀行、島薗進、玄侑宗久、町田宗鳳ら十六人の執筆者が仏教思想や近現代仏教史に基づき、多角的かつ詳細に検証した書き下ろし論文集(佼成出版社・2625円)



毎日新聞 2007年1月17日  企画特集 ブックウォチング 


現代と仏教 いま、仏教が問うもの、問われるもの
 末木文美士編

 暴力、殺人、戦争の世界にあって、きれいごとの教えを説く仏教の役目は終わった。現実を直視し合理性・論理性を具備した仏教こそ必要とされる。ここに仏教の社会参加の可能性を、気鋭の論者16人が多角的に考察した論文集。人々はいま「仏教」に何を求めるか。もはや仏教を見放した人たちにも、現代の新たな視座を提示する。佼成出版社創立40周年記念。(佼成出版社・2625円)