| うつ・不安・悩みが消える! 脳が元気になる! 心の毒出し | ||||
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| 脳から幸せ物質がドッと出て爽快になる 「坐禅の呼吸」は不安・プチうつを一掃 | ||||
| スッキリ爽快な心になる「セロトニン」 | ||||
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| 坐禅が心のリラックスを導き、心身の元気を生み出す。この生理的メカニズムに、セロトニンという脳内の神経伝達物質の働きが深く関与していることは、私の20年にわたる研究で明らかになっています。 神経伝達物質とは、体の内外からのさまざまな刺激に反応して、その情報を別の必要な場所(神経細胞)に運んでいる物質です。 私たちの脳には、心を支配する神経が大別して3つあります。私はそれを「心の3原色」と呼んでいます。 1つは赤い神経。やる気などに関係する神経で、主に「ドーパミン」という神経伝達物質が作用します。 2つ目は青い神経。ストレスに反応する神経で、主に「ノルアドレナリン」という神経伝達物質が作用します。 どちらも生きていくうえで、なくてはならない神経ですが、なんらかの理由でそれぞれの伝達物質がふえすぎて暴走することがあります。 例えば、ドーパミンは快感の刺激に慣れてしまうと、さらなる快感を求めてどんどんその分泌をふやしていきます。 ドーパミン過剰な状態が続けば、やがては過食症や依存症といった心の病につながりかねません。 ノルアドレナリンは、危険を感じたときにたくさん分泌される、いわば危機管理物質ですが、これも過剰分泌が続くとパニック障害やうつなどを引き起こします。 この両者の物質の暴走をおさえ、程よくバランスを取って心を安定させる働きをしているのが、3つ目の緑の神経で、そこに作用するのが「セロトニン」です。 なにごとも過ぎたるは及ばざるがごとしで、神経も中庸(程のよさ)がいちばん。この心の中の中庸を保ち、「心身ともにスッキリ爽快」の状態を作り出してくれるのがセロトニン神経というわけです。 私は、このセロトニン神経を活性化させる原動力が、リズム性の運動、具体的に言えば、歩くこと、咀嚼する(かむ)こと、丹田呼吸(腹式呼吸)することの3つにあることを突きとめました。 それぞれのリズム性運動を行う前後に、人の尿や血中に含まれているセロトニンの量の変化を測定した結果、リズム性運動をした後には、その量が大きくふえていることが明らかになったのです。 この実験の中で注目すべき点は、脳内で分泌されるセロトニンが、血液や尿にまで出てくるかどうかです。役目が終わったセロトニンは分解されるか、再利用されるか。いずれにしても、そのまま脳内から出ることはないというのが従来の専門家たちの考えでした。 しかし、私たちが行なった動物実験では、実際には50%程度のセロトニンが、脳から血中や尿中に漏れ出てくることが確認されたのです。 これによって、先のリズム性運動とセロトニン活性との関係も、改めて実証されることになりました。 呼吸に意識を集中する坐禅は、セロトニン神経を活性化する最も有効な方法になるのです。 |
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| リズミカルな腹式呼吸がセロトニン神経を活性化 | ||||
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| 坐禅中の人の脳波を調べると、非常に興味深い現象が起きています。 最初に出てくるのが、遅いα波(アルファー1)。俗にリラックスの脳波と呼ばれているもので、実はこれは目をつぶるだけでも出てきます。 さらに坐禅を続けていると、速いα波(アルファ2)が多く出てきます。セロトニン神経の働きが高まりだすのはこのときです。 意識の感覚としては、前者は眠くなるだけですが、後者の場合は文字どおり「スッキリ爽快」。心身ともに覚醒した元気な状態です。 これが、単なるリラックゼーションと坐禅との決定的な違いです。 ただし、ここで重要なことは呼吸の仕方です。呼吸には横隔膜を使う通常の呼吸と、腹筋を使う腹式呼吸とがあります。やっていただきたいのは、後者の腹式呼吸です。 横隔膜呼吸は意識しなくても自律神経(意志とは関係なく内臓の働きを調整する神経)が勝手にやってくれる呼吸です。これはいくらやっても、セロトニン神経を活性化させたり、脳波を変えたりするようなことは起こりません。 対して、腹式呼吸は腹筋を一定のりズムで意識的に動かしながら行う深い呼吸です。同じことを、坐禅では「丹田(おへその下)を意識して」と言われます。特に、一人で坐禅を行なう場合は、この腹式呼吸だけはできるだけ正確にやるよう心がけてください。 「意識してリズミカルに腹筋を動かす」という点が、非常に重要なポイントで、大脳を効果的に刺激し、セロトニン神経を活性化させることにつながります。 この腹式呼吸を楽に続けるには、坐禅の姿勢がいちばん適しているのです。 最初は姿勢を保つことがつらくても、セロトニンには、姿勢に関係する筋肉を活性化させる作用もありますから、坐禅でセロトニンを活性化していれば、ふだんの生活でも自然に姿勢がよくなってきます。 普通は、坐禅を組んでいても雑念が後から後からわいてきて、なかなか無心にはなれません。そんな場合でも、腹筋の動きだけに意識を集中させていると、自然に頭の中が空っぽになってきます。 |
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